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川崎散策5 先端的な街と変わらぬ町が融合する中原区 前編

取材日 2025年06月30日(月)

⑴雪柳は高津区から幸区まで続いている
⑴雪柳は高津区から幸区まで続いている
⑵ふるさとの森
⑵ふるさとの森
⑶安養寺の門前に鎮座する福禄寿
⑶安養寺の門前に鎮座する福禄寿
川崎市のほぼ中央に位置する中原区は、歴史の残る中原街道や武蔵小杉を中心とした都市が融合している。今回は「なかはら歴史と緑の散策マップ」を参考に春の中原区を歩いた。前半は春の花を追いながらの散策や寺社巡りをまとめた。※()内の数字は写真番号

【A】武蔵中原~多摩川~等々力緑地
☆春の多摩川⑴
   土手に桜並木、河川敷には雪柳の並木が続く。春を満喫できる散歩道に多くの市民が集っていた。
☆等々力緑地⑵
     陸上競技場(川崎フロンターレ・ホームスタジアム)、体育館、野球場、アリーナなどの施設がある。また、ふるさとの森、四季園など緑の多い公園となっている。当日は「全国都市緑化かわさきフェア」が開催されており、家族連れが多く訪れていた。

【B】川崎七福神を巡る
☆中原区内の七福神⑶⑷
  中原区には七福神を祀った寺社があり、各所にそれぞれが祀る七福神の像が安置されている。武蔵新城を起点に、徒歩と電車で巡ってみた。
※()内は最寄り駅

安養寺(福禄寿)⇒宝蔵寺(弁財天)⇒東樹院(毘沙門天):武蔵新城駅
⇒西明寺(大黒天):武蔵中原駅
⇒大楽院(恵比寿神)⇒無量寺(寿老神):新丸子駅
⇒大楽寺(布袋尊):元住吉駅
   
正月1日から7日まで「川崎七福神巡り」が開催される。御朱印を貰って巡るスタンプラリーとなっている。

【C】中原で桜、つつじ、紫陽花を楽しむ
☆渋川の桜
   渋川は二か領用水を元住吉に引いた用水路である。川に沿った桜並木を、水辺の遊歩道から見上げて楽しむことができる。
☆中丸子公園⑹⑺
  小さな公園に大きな桜の木が数本ある。この辺りは、かつて雨のたびに洪水となり、住民の要求に応じて1916年に「有吉堤」が造られた場所である。
☆中丸子緑道のつつじ
 向河原から平間に向かう車道脇に、住居の間を縫うような緑道がある。二か領用水の支流を暗渠にして造られた遊歩道だ。市民の手による四季折々の花が目を楽しませてくれる。
☆江川せせらぎ遊歩道の紫陽花
    江川は中原区と高津区の区境を流れている。かつて水質が汚染されていたが、市と地域住民の努力で現在は美しい水が流れている。春は、桜、藤、紫陽花が楽しめる。運が良ければ、カルガモの親子に会えるそうだ。

【A】武蔵中原→中原街道→丸子橋→多摩川→等々力緑地
【B】武蔵新城→武蔵中原→新丸子→武蔵小杉→元住吉
【C】武蔵小杉(渋川)→中丸子 武蔵新城(江川せせらぎ遊歩道)

⑷宝蔵寺の弁財天 後ろは仁王像

⑷宝蔵寺の弁財天 後ろは仁王像

⑸渋川の桜と遊歩道

⑸渋川の桜と遊歩道

⑹中丸子公園の桜

⑹中丸子公園の桜

⑺中丸子公園脇の「有吉堤竣工100年の碑」

⑺中丸子公園脇の「有吉堤竣工100年の碑」

⑻中丸子緑道のつつじ

⑻中丸子緑道のつつじ

⑼江川せせらぎ緑道と紫陽花

⑼江川せせらぎ緑道と紫陽花

中原区全域
東海林美千代
シニアリポーターの感想

 40年ほど前に中原区に住んでいました。そのころとは別の町になってしまっている武蔵小杉周辺と、変わらぬ姿を見せてくれる公園や多摩川。驚きと懐かしさを感じながらの散策でした。
 中原に七福神が揃ってるとは知りませんでした。すべてを歩くと半日かかると思い、電車と徒歩で巡りましたが、自転車でも行けるかもしれません。
 次はせせらぎ遊歩道の藤棚や中原区の花パンジーの咲いている場所を見に行きたいと思います。
後編は市民生活を支える施設を巡ります。

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