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川崎散策4 いにしえからの営みを感じる高津 後編

取材日 2025年01月07日(火)

⑴川崎市民プラザ
⑴川崎市民プラザ
⑵国宝茶室「如庵」(模造)
⑵国宝茶室「如庵」(模造)
⑶橘樹評の倉庫(復元)
⑶橘樹評の倉庫(復元)
 後編では、古墳、市民のための施設を訪ねる。紅葉を楽しみながらの散策となった。※()内は写真番号

【A】12月 川崎市民プラザ~周囲の古墳
☆川崎市民プラザ⑴⑵
   ふるさと劇場、ギャラリー、会議室、トレーニングセンターなど用途多様な施設だ。自然を生かして作られた日本庭園には、信長の弟「有楽菜」が建てた茶室の、国宝「如庵」を模した建物がある。
☆橘樹歴史公園⑶
    飛鳥時代に作られた「橘樹官衙遺跡群」を保護する目的で作られた公園である。橘樹評(たちばなこおり)の倉庫4棟のうち3棟は柱、1棟は全体が復元されている。 この時代の倉庫の復元は国内初ということだ。正確に並んだ柱跡や、見事な倉庫が、遠くいにしえの営みを想像させる。※「こおり」は7世紀の地方行政単位の名称
☆西福寺古墳⑷
   発掘された円筒埴輪などから5世紀後期から6世紀初頭のものと推察されている。川崎市重要史跡になっている。古墳の中は進入禁止だが、広場は市民の憩いの場になっている。
☆久本薬医門公園⑸
    溝の口駅南側県道沿いにある。江戸時代の医者、岡家の敷地跡。黒澤明監督作品「赤ひげ」の療養所のモデルになったそうだ。江戸時代末期の倉が復元されている。

【B】1月 市民のための施設(津田山・溝の口)
☆川崎市子ども夢パーク⑹⑺ 津田山駅徒歩5分
    平成15年に「川崎子どもの権利に関する条例」をもとに造られた。「子どものやりたいこと」を大事にし、できるだけ禁止事項のない場所を作っている。当日、雨上がりでどろんこ状態。子どもには楽しい遊び場だろう。
☆てくのかわさき 溝の口駅徒歩5分
    平成8年に技術・技能職者のための技能会館として開設された。現在は、市民の交流の場としても利用されている。ホール、会議室、研修室、理容・美容実習室、調理実習室、陶芸実習室などがある。
☆地名資料室⑻
    てくのかわさき4階にある。地名にかかわる資料、文化財や民俗の資料などが全国から集められている。約六万冊ある蔵書の一部を閲覧室に置いてある。月曜、祝日、年末年始以外は、午前9時から午後4時半まで開室していて自由に閲覧できる。※貸し出しはできない。

【A】市バス溝の口駅南口1番乗り場 梶ケ谷行き「市民プラザ」下車
市民プラザ→橘樹歴史公園→西福寺
【B】JR南武線 津田山駅→子ども夢パーク→JR南武線溝の口駅北口→てくのかわさき
⑷西福寺古墳 盛り上がっているところが古墳

⑷西福寺古墳 盛り上がっているところが古墳

⑸倉は公園のシンボルになっている

⑸倉は公園のシンボルになっている

⑹夢パークの門 

⑹夢パークの門 

⑺「大人のみなさんへ」夢パークの理念

⑺「大人のみなさんへ」夢パークの理念

⑻地名資料室 閲覧室

⑻地名資料室 閲覧室

⑼影向寺 境内の美しい紅葉

⑼影向寺 境内の美しい紅葉

高津区全域
東海林美千代
シニアリポーターの感想

 高津区は溝の口駅周辺の都会のイメージが強かったのですが、寺社仏閣、古墳などを中心に美しい景色も存分に楽しめました。いにしえから栄えた土地であったろうと想像もできます。
 また、市民プラザ、子ども夢パーク、ここには載せていませんが、橘樹処理センター発電所(ごみ処理)など市民のための施設もありました。特に夢パークの理念は素晴らしく、できれば市内の全区に同じような施設が欲しいと思いました。
 市民プラザの周辺の紅葉を楽しむこともできました。実は所在地が宮前区でしたのでここに載せていませんが、「影向寺」の境内がとても美しかったので、写真⑼を載せておきます。

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