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低山、晩秋の桝形山散策

取材日 2024年12月24日(火)

  桝形山の道案内標識
  桝形山の道案内標識
   12月末に見頃のモミジ 
   12月末に見頃のモミジ 
   霜柱に驚く
   霜柱に驚く
   川崎市北部に位置する生田緑地は都市型公園緑地で「岡本太郎美術館」「プラネタリウム」「民家園」「バラ園」などがあるある。その一角にある低山「枡形山」は海抜84m。中高年の健脚維持に最適、この身近な低山散策を紹介する。
 
短い急坂の登山道
 枡形というように3方向が急坂になっており、源頼朝の家臣・稲毛三郎重成の城跡でもある。登山口は数か所あるが、今回は多摩警察署近くの脇道を入った所にある「戸隠谷戸」から歩いた。坂道階段と続くがストレートな道でゆっくり歩いても20分ほどで山頂広場に着く。12月24日の朝は冷え込んではいたが、10時半になっていた頃の登山道で、霜柱をザクっと踏んだ。何十年かぶりの体験だ。その辺りのモミジは鮮やかな色に染まっていた。
 
広い山頂にある展望台
 展望台へはエレベーターがある。四方に風景が広がりこの日は風も優しくここち良い。丹沢、奥多摩の山並みもくっきりと見え、都内の高層ビル群も冬日に照らされ美しい。横浜方面もしっかりと見渡せる。
 
 
太郎美術館の裏手に回る
 山頂広場から専修大学方面に歩き、ゴルフ場の手前を左に下りると岡本太郎作の「母の塔」の真裏に出る。ここの道のりは見事な樹形や紅葉、枯れすすきの群生など趣がある。
 美術館前の階段を下りると池の周りの高木、ニセタコイヤの林が赤く色づいていた。ここまでぶらぶらと散策しながら1時間。余裕があればこの公園は広いので、さらに足を延ばせる。他にも見どころも多く、季節ごとの魅力もある。何度かに分けて散策すると方向感覚も備わってくるので、健康維持の場所としてお奨めする。駐車場も広く(平日はすいている)料金は障害者割引等もある。
 
 
【参考】
  生田緑地公式ホームページhttps://www.ikutaryokuti.jp/
  生田緑地アクセス https://www.ikutaryokuti.jp/access.html
   駐車場  日祭日は混みあうことがある。
 
 
  多摩警察署わきの登山口

  多摩警察署わきの登山口

  展望台、初日の出見物ができる

  展望台、初日の出見物ができる

      登山道の階段

      登山道の階段

    この山の標高を示す

    この山の標高を示す

     枯れすすきの群生

     枯れすすきの群生

    太郎美術館の真裏に出る

    太郎美術館の真裏に出る

生田緑地枡形山 最寄り駅小田急向ヶ丘遊園駅
石渡一美
シニアリポーターの感想

 夫は長患いの末にすっかり脚力が落ち、物につかまりながら家の中をやっと歩けるくらいでしたが、この公園に通いすっかり健脚を取り戻した。車で行き、幾筋もある山道を2年くらいも通ったと思います。持病を持ちながらも歩けるようになったことで晩年が充実したものになりました。フレイルの兆候が出ましたら、人出も少なく、ここは安心安全な憩いの場です。

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