全区各地域4~9ケ所で実施
各地域では市の審査を受けた支援事業業務委託者により実施されている。
教室は市の基本メニューを指針に、各所オリジナルの内容で「介護予防運動指導員の資格者」が指導している。
麻生区は「長寿日本一」との報道の影響か、同区で4か所を受け持つ東急スポーツオアシスの教室は盛況であるとの事。また男性の参加者も以前に比べると格段に多くなっていた。
いこい元気広場の内容(基本的には各所共通。ここでは東急スポーツオアシスの場合)
参加費無料で随時加入でき、週一回、6か月で卒業する。入室すると健康チェックの血圧測定を済ませ、運動始動前に一杯一口の水分を取る。次に全員で健康講話とその内容に関連した体操を行う。休憩をはさみ、転ばないための健康体操を終えると全1時間半。ほぼ椅子を利用した一見軽い運動量に見えるが、関節の可動域が広くなり、足元が軽くなるのを実感できた。
参加者にインタビュー
78歳男性:高血圧、糖尿病、不整脈を克服。多種の薬を辞めたくて毎日八千歩を二回に分けて歩く。コーラスの会で歌う、ここで健康体操。持病が正常値になった。
後期高齢者夫婦:男はしゃべる相手がいない、ここのコミュニティが大事と実感。妻は講話の栄養学を食卓に生かしてくれている。
80歳女性:この地域は山坂が多い。毎回20分歩いて通っている。足腰に自信ができた。他にストレッチ体操もしている。
80代男性:通うのをさぼっているので、成果を感じない・・・・・。
多種多様に継続が大事なのは確かである。後期高齢者は無理をせず、何事も近道はないと心得「自身のために根気よく」が正解の道のようだ。
【参考】各会場とも定員に達し、順番待ちとなっているが「岡上いこいの家」の元気広場は参加者に余裕があるとの事。
株式会社東急スポーツオアシス(ヨネッティー王禅寺) 044-951-3636
参加申し込み・見学希望など問い合わせ時間 月~金の9時から17時まで。
図解付き資料が配布される
指を直角に曲げ力を込める
足首、足裏を柔軟にかかとに刺激
胸を開いて深く呼吸
やわらかいボールで内転筋強化
麻生区は平地が少なく、いこいの家も高台で交通も不便である。しかし市民の健康意識が高まったのか、コロナ、インフルがまん延している昨今、このような会場に積極的な参加が見られるは素晴らしいと思った。健康づくりの情報交換なども大切だし、元気も分かち合える。