カフェ入り口の上にある看板
店内で接客する翔子さん
2階の画廊にある作品と大きな筆
生まれた時にダウン症と診断された、書家・金澤翔子(かなざわ・しょうこ)さんが、2024年12月に東京・大田区の商店街に自らが接客スタッフを務めるカフェをオープンした。
店名:「アトリエ翔子喫茶」=2階は画廊になっている。
ここは以前、画廊として2022年7月に開店した場所。
翔子さんは今年40歳。これまで20年間、書家として活躍してきた。
なぜ今、カフェを開いたのか。オープンする事になったきっかけは母・泰子さん。
※泰子さんの思いから
知的障害者が書家として活動をするのには、紙も墨も筆も一人では買えなかったりするので、どうしてもサポーターが必要です。私が永久に生きているのならいいけれど、やはり私には限りがあり、翔子の書道は私が亡くなったあとも続けていくのは難しいと思ったのと、「地元に繋がりをもって翔子が生きていけるように」という母としての思いから。
いま、私が手助けしてあげられるのは「気合い」と「落ち着きなさい」と言う声掛けです。
※カフェとギャラリー
カフェに来客があると、直ぐに「いらっしゃいませ」と翔子さんの声掛けがある。
テーブルに案内して、水とメニューを持参しオーダーを聞く。楽しそうな応対でこちらも気が和む。
奥の方に半円形の大きなテーブルがあり、一人でもユッタリと過ごせる。
2階の画廊へは、カフェからエレベーターで行けて、入って直ぐ左壁に掲示されていた「平清盛」が目についた。
2012年に放映された NHK大河ドラマ「平清盛」の題字。
右側正面には、愛用の大きな筆が置かれている。沢山の作品は夫々に書かれている言葉に引き寄せられて足が留まってしまう。
11時頃に珈琲を飲みながらリポートの下書き(色々な情報源からの抜粋)を広げて考えながら至福のひとときを過ごした。
池上線は乗った事が無い……?、と思っていたらふと思い出した。30年ほど前に、夫の姉が二駅手前に住んでいて一度だけ乗ったことがある!