シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

川崎散策4 いにしえからの営みを感じる高津 前編

取材日 2025年01月07日(火)

⑴下作延神明神社 
⑴下作延神明神社 
⑵身代わり不動尊 大明王院
⑵身代わり不動尊 大明王院
⑶上作延神明神社
⑶上作延神明神社
 川崎市内で二番目に人口の多い高津区。今回も区役所で配布されている「てくてくマップ」(高津区まちづくり協議会制作)や「高津のさんぽみち」(区役所制作)などを参考に、秋から冬にかけて歩いてみた。※()内の数字は写真番号

【A】11月 下作延~上作延
☆下作延新明神社⑴        
    国道246号線近くの下作延神明神社を出発点とした。この神社は創建年代不詳だが、宝永時代に奉納され立て水鉢が残っている。
☆身代わり不動尊-大明王院⑵
    元禄年間に信仰された「大日大聖身代わり不動明王」が本尊だという。厄除けや交通事故身代わりの不動尊で、ご祈祷に訪れる人も多い。
☆上作延神明神社⑶
    大明王院裏手から、クリニックやドラッグが並んだ通りを抜けると、「不動が丘公園」がある。その先に寛永15年に祀られたという「上作延神明神社」があった。



【B】11月 大山街道 二子新地駅~溝の口
☆岡本かの子文学碑⑷
    多摩川沿いの二子新地神社敷地内にある。岡本かの子は岡本太郎の母親で、その生家「大貫家」が街道沿いにあった。
☆溝口緑地⑸
   街道に入って10分ほど。右手に緑地が広がる。敷地内に「高津図書館」「かの子の歌碑」「国木田独歩の碑」などがあった。独歩は溝口に逗留したことがあり、作品「忘れえぬ人々」にはそのときのことが書かれているそうだ。
☆大山小径⑹ 
   さらに進むと、左手にレンガの敷かれた道があり、高津こども文化センターまで続いている。江戸時代の様子が書かれたタイル絵が道に沿って置かれていた。
☆灰吹屋⑺
    大山小径の向かいに、江戸時代から現在まで続く薬局「灰吹屋」のかつての店舗が残っている。現在は蔵として使用しているという。
☆大石橋⑻
    大山街道はに二ヶ領用水と交差していて、大石橋が架かっている。その脇を入ると「久地円筒分水」まで行くことができた。
 ☆溝口神社⑼
     大石橋のすぐ近くにある神社。1700年代から続くといわれている。「ものごとの調和をはかる」ご利益があるという。

【A】高津区役所→みぞのくち市税事務所→国道246の高架をくぐる
  →下作延神明神社→不動大明王→上作延神明神社
【B】東急二子新地駅→岡本かの子文学碑→大山街道

⑷岡本かの子文学碑 すぐ向こうに多摩川が流れる

⑷岡本かの子文学碑 すぐ向こうに多摩川が流れる

⑸国木田独歩の碑(上) かの子の歌碑(下)

⑸国木田独歩の碑(上) かの子の歌碑(下)

⑹大山小径 公園のような美しい道

⑹大山小径 公園のような美しい道

⑺灰吹屋 蔵として今も現役

⑺灰吹屋 蔵として今も現役

⑻小さくて可愛い大石橋

⑻小さくて可愛い大石橋

⑼溝口神社 おかめの面が迎えてくれる

⑼溝口神社 おかめの面が迎えてくれる

高津区全域
東海林美千代
シニアリポーターの感想

 高津区は東京にも横浜にもアクセスが良く、また、街も適度に都会でとても住みやすそうです。区役所でもらったマップには多くの神社仏閣、祠、古墳などが載っていて、いにしえから栄えていたのだろうと感じました。特に、大山街道には歴史を伝えるものが多くあります。詳しくは街道沿いにある「大山街道ふるさと館」で知ることができます。街道はこの先、溝の口駅南側、県道を渡り、「ねもじり坂」を超えて、厚木に繋がっているそうです。
ちなみに川崎散策では、グーグルマップで30分の行程も楽しみながら1時間以上かけて歩いています。
後編は市民のための施設などを巡ります。

訪問者数訪問者数:71
評価数3 拍手
拍手を送る
このページを印刷する
  • 取材リポート一覧へ戻る