- 桝形山の道案内標識
- 12月末に見頃のモミジ
- 霜柱に驚く
川崎市北部に位置する生田緑地は都市型公園緑地で「岡本太郎美術館」「プラネタリウム」「民家園」「バラ園」などがあるある。その一角にある低山「枡形山」は海抜84m。中高年の健脚維持に最適、この身近な低山散策を紹介する。
短い急坂の登山道
枡形というように3方向が急坂になっており、源頼朝の家臣・稲毛三郎重成の城跡でもある。登山口は数か所あるが、今回は多摩警察署近くの脇道を入った所にある「戸隠谷戸」から歩いた。坂道階段と続くがストレートな道でゆっくり歩いても20分ほどで山頂広場に着く。12月24日の朝は冷え込んではいたが、10時半になっていた頃の登山道で、霜柱をザクっと踏んだ。何十年かぶりの体験だ。その辺りのモミジは鮮やかな色に染まっていた。
広い山頂にある展望台
展望台へはエレベーターがある。四方に風景が広がりこの日は風も優しくここち良い。丹沢、奥多摩の山並みもくっきりと見え、都内の高層ビル群も冬日に照らされ美しい。横浜方面もしっかりと見渡せる。
太郎美術館の裏手に回る
山頂広場から専修大学方面に歩き、ゴルフ場の手前を左に下りると岡本太郎作の「母の塔」の真裏に出る。ここの道のりは見事な樹形や紅葉、枯れすすきの群生など趣がある。
美術館前の階段を下りると池の周りの高木、ニセタコイヤの林が赤く色づいていた。ここまでぶらぶらと散策しながら1時間。余裕があればこの公園は広いので、さらに足を延ばせる。他にも見どころも多く、季節ごとの魅力もある。何度かに分けて散策すると方向感覚も備わってくるので、健康維持の場所としてお奨めする。駐車場も広く(平日はすいている)料金は障害者割引等もある。
【参考】
駐車場 日祭日は混みあうことがある。