皇居内秋の一般公開で、坂下門から乾門までの濠(ほり)沿いを散策した。東京駅丸の内中央口を背にして、皇居へまっすぐに続く「行幸通り」から入場口の「坂下門」に向かう。この大通りはイチョウ並木が青空に映え、とても美しい景観になっている。
乾通りの紅葉
自然の林になっている訳ではなく、庭園として植えられた木立が並び,それぞれが手入れの行き届いた樹形になっている。緑濃い立派な松が多く、その間からのモミジの色が際立つ。
「坂下門」からは「乾門」へと一方通行になっており、入り口では手荷物検査が行われる。入場無料。平日なので検査の流れは良い。門をくぐるとそこはもう坂道。100メートルほど行くと宮内庁庁舎があり、道は平坦になる。大勢でぞろぞろ歩きだが、人とぶつかるほどでもない。写真を撮ったりしながら歩いても30~40分ほどで乾門出口になる。外国人達も多い。
乾門を出るとすぐに北の丸公園に続く。そちらは小高い丘やせせらぎなどもあり、自然な情景の日本庭園と武道館がある。そこを抜けると九段下、半蔵門駅までの千鳥ヶ淵などの散策が楽しめる。
※2014年春季から始めた「皇居乾通り一般公開」750メートルは秋季も実施された。天皇が80歳を迎えた記念がきっかけ。多くの参入者が訪れて好評であったことに加え、政府の「魅力ある公的施設の大胆な公開・開放」の施策によりその後も続いている。乾門道りは皇族も日常的に利用している。公開日は毎年、桜・紅葉の見頃で決め宮内庁のホームページで公開している。英語版あり。
※ 千代田区の観光案内・・・・脚力があれば気温的に晩秋は見どころ満載
旧近衛師団司令部庁舎(重要文化財)乾門からほど近い