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HICityで近未来体験

取材日 2022年10月27日(木)

「ZONE J 入口」停留所
「ZONE J 入口」停留所
「アーティストビレッジ」前停留所
「アーティストビレッジ」前停留所
前方の車を認知しながら運転する
前方の車を認知しながら運転する
 天空橋にある「羽田イノベーションシティ(以降HICity)で、先端技術を生かした「自動運転バス」と「ロボットレストラン」を体験してきた。

自動運転バス
  バスは毎朝10時30分に始発停留所「アーティストビレッジ前」を出発。「ZONE J 入口」を経由しHICityを8分かけて一周する。運賃は無料だ。車は決められた道を走る様にプログラムされ、前方に車や人を認知すると自動でブレーキを掛ける。法律により職員が1人常に乗車し、コントローラーを持っている。バスが障害物に反応して急ブレーキがかかることがあり、危険な場合は運転を制御しているそうだ。
   点検や貸し切りによる運休だけでなく、ゲリラ豪雨、雪などを障害物として認知し車が止まってしまうため、天候による運休もあるので注意が必要だ。当日の運行状況は自動運転バスのツイッターやHICityのホームページで確認できる。

 AI-SCAPE
  「AI-SCAPE」はロボットが調理配膳をするレストランだ。客は各テーブル上のQRコードをスマホで読み取る。その指示に従ってアカウントを取り、注文画面に入ってメニューを選ぶ。支払いはカードか電子マネーのみだ。慣れないと戸惑うが、そこは人間のスタッフが助けてくれるので安心である。
   発注を受け、調理ロボットが長い器用なアームで調理をする。配膳は人型ロボット、ニョッキーの仕事だ。フロアに書かれた白いラインに沿って動き、食事の乗ったトレーを客のテーブルまで運ぶ。スタッフが常にロボットの動きを注視し、時折、補助をしていた。今後は掃除など他の作業もできるように実験を進めているそうだ。

HICityで、近い将来に必ずくるだろう「ロボットと人間の共生」を実感した。

自動運転バス  バス運行案内  



「AI-SCAPE」 ZONE Dの2階にある

「AI-SCAPE」 ZONE Dの2階にある

キッチンで調理するロボットたち

キッチンで調理するロボットたち

食事を運ぶニョッキー

食事を運ぶニョッキー

羽田イノベーションシティ
東海林美千代
シニアリポーターの感想

 バスもレストランも、まだ発展途上という感じでしたが、まさに近未来を見るようで、貴重な体験でした。バスは無人なのかと思っていましたが、乗務員がいて、大変親切に説明をしてくれました。空いていれば質問などに答えてくれるそうです。レストランの人型ロボットは川崎重工業の製作です。日本に6体あり、うち3体がこのレストランにいますが、病院で働いているものもあるようです。
 レストランで私が食べたものはスパゲッティミートソースですが、その肉がルーミート(カンガルー肉)と言われて大変驚きました。ポークとチキンの間くらいの味でした。

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