講師の鎌田 實氏
聴衆を魅了する講演
講演会案内チラシ
12月4日、多摩区民館大ホールで川崎市主催の第12回シニアライフ講演会が開催された。
これは、「シニアが生きがいを持ち続け、地域社会に参加できること」を目的とした、シニアパワーアップ推進事業の一環として、年一回開催される。
前半は、川崎市健康福祉局から「新型コロナウイルスの現状と新しい生活様式」についての話と、川崎市で活動しているNPO法人・シニア関連団体の紹介があった。
後半は諏訪中央病院名誉院長・鎌田實氏が「鎌田流 人生の楽しみ方~コロナ時代を生きるヒント~」をテーマに一時間半の講演を行った。
“人を大切にする心”、“あきらめない”、“チャレンジ精神”などをキーワードに鎌田流で語った。
どんな困難も、“にもかかわらず”の逆転の発想で、心の持ち方を少し変えるだけで躍進のパワーが生まれ、乗り越えられる。
来場者からは「感動した」「楽しく生きていく元気をもらった」「話してもらったことを実践したい」などの声が多かった。
講演会の企画運営は、市から委託された認定NPO法人「かわさき創造プロジェクト」が担当、新型コロナ対策を実施しての開催となった。
鎌田氏の背筋が伸びた堂々とした姿勢は、若々しく「かっこいい」と感じた。話し方も優しさとユーモアにあふれ、来場者も私も、いつの間にか鎌田流の世界に引き込まれていた。
新型コロナ禍で開催が危ぶまれたが、主催者、関係者また来場者皆さんの協力で、無事開催することができ、関係者として感謝したい。