見た目もかっこいいアルトサックス
聴衆と演奏者が一体となったライブ会場
若々しく、ライブを楽しんでいるメンバー
多摩区にあるデイサービス施設「ツクイ川崎長沢」のホールで、施設のイベントとして、アマチュアバンド「燦々ソシアル倶楽部」によるライブがあった。
燦々ソシアル倶楽部とは
麻生区で活動している「さんさん会」の分科会の一つで、2014年に結成された。団塊の世代を中心とした50代から70代の男女9名からなるアマチュアバンド。
数十年の演奏キャリアを持つメンバーや、退職後に楽器を始めたメンバーなど様々だ。
セクションはベース、ギター、アルトサックス、クラリネット、フルート、ピアノ、キーボード、ドラム、ボーカルなどで構成される。レパートリーはジャズ、ポップス、歌謡曲など幅広く、30曲ほどある。
月に1~2回程度の、施設の慰問や地域のイベントなどでのライブ活動のほか、路上ライブなども経験している。
いよいよライブ
ホールには利用者と職員30名ほどの聴衆が集まった。オープニングはビリー・ヴォーンの「浪路はるかに」。魅惑的な声の女性ボーカルの「ハナミズキ」やジャズのスタンダード「オール・オブ・ミー」が演奏される。アンコールの「愛燦燦」など計10曲を演奏し、リーダー久谷氏のトークを交え1時間ほどのライブだった。
みなさんどうでしたか
ライブ終了後の皆さんの声。「懐かしい歌を聞かせてもらって涙が出た」「感動した」「20歳は若返った」「今夜は興奮して眠れそうもない」「サンキュー!」。
利用者の皆さんも職員の皆さんも、バンドのメンバーと一緒に燦いていた。
ジャズが好きな私にとって、同年代のシニアがライブをする姿にあこがれていた。機会があれば取材したいと思っていた。
施設の利用者から、「若い人たちの演奏を聴いて若返りました」との声が印象的だった。
何歳になっても、年長者から見れば若者だ。施設の利用者と演奏者が一体となり、喜ぶ姿を見て、音楽の大きなコミュニケーション力を再認識した。
これからもライブ活動を続け、たくさんの人を勇気づけて欲しい。
とにかく「かっこいい!」