昔は日曜大工と呼ばれていたが、昨今ではホームセンターの普及もありDIY(ディー・アイ・ワイ)という言葉が馴染んできた。テレビでDIYを題材にした番組が放映されたり、関連本も多数出版され、DIYへの関心度は高まってきている。
何か作ってみたいと思った方におすすめの体験教室があるというので、取材にお伺いした。
「初めての本格椅子づくり」講座。教えてくれるのは各種講座やイベントで人気のDIYアドバイザー山口利江さん。南加瀬の「ぐっさん工房」で少人数制の木工教室を運営している素敵な女性。
電動ドリルにも初挑戦
あらかじめ切ってある材料に、講師の指示に従って印をつけたり、ノミで木を削ったりして、「相欠き継ぎ」という方法で2本の木材を十字に組む。材料が動かないようにするには、クランプという道具も必需品だという。電動ドリルもなくてはならない道具なので、最初に穴あけ、ドリルドライバーの使用方法を丁寧に教えてもらう。道具をうまく使うことで、力がなくてもDIYを楽しむことができるそうだ。最後にネジ頭を隠すタボという技法も教わり、軽くやすりをかける。2時間ほどで4本脚のしっかりした椅子が出来上がった。
ぐっさん工房を利用して
犬のベッド・大きな棚・とび箱・ディスプレイ用の飾り棚・踏み台など小さなものから大きなものまで多くの依頼がくる。
電動工具など一切を工房で貸し出しているし、材料はほとんどぐっさんが準備をしてくれているので依頼者は手ぶらで来て、出来上がった製品を持って帰ることができるのである。
また、自分では手に負えないものは、家に出向いて作ってもらうことも可能だ。
今の生活をより快適に過ごす工夫と知恵をぐっさんから学ぶことができる。こんなのあったらいいなというシニアの希望をかなえてくれる頼もしい存在である。
ぐっさん工房:新川崎駅 徒歩8分
ぐっさんブログ:「明るく、楽しい木工教室」
http://ameblo.jp/gussan-me/entry-12329580786.html?frm_src=favoritemail
ホームページ:
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2本の木材を十字に組む
4本足のしっかりした椅子のできあがり
ピッタリサイズの棚は特注
一般料金は材料費+工房利用料(3,000円)とのことです。
作りたいものを伝えるとそれに合った材料を選んでカットして準備しておいてくれます。
出向いて取り付けてもらいたい場合は、別途ご相談とのこと。
今回の椅子は体験とはいえかなり本格的なものでした。釘で打ち付けるのかと思ったら、木ネギを電動ドライバーで留めていきます。最初はオドオドしていましたが、10本以上のネジを留めていくうちに工具の使い方にも慣れました。すっかりDIY女子気分です。出来上がりに大満足で、家族中に自慢しました。