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さらば 腰痛&肩こり

取材日 2016年09月16日(金)

まずは2週間! 「継続は力なり」

まずは2週間! 「継続は力なり」

「日本人は真面目でしょ」と竹井講師

「日本人は真面目でしょ」と竹井講師

筋膜リリースの最後の姿勢を、20秒間キープ!

筋膜リリースの最後の姿勢を、20秒間キープ!

「加齢とともに衰える筋肉と柔軟性。しかし筋膜を整えることで、自分で出来る腰痛や肩こりの解消法」とのチラシに、飛びついた。

 講師は、竹井仁 首都大学東京大学院教授で、理学療法士・医学博士。講演後、肩こりと腰痛に共通する全身の筋膜リリースを体験した。

 当講座は、受付開始20分で定員50名を超え、その後も申し込みが殺到した人気講座だった。

 主催した川崎市高齢社会福祉総合センターは社会福祉の人材養成の研修や、一般向けに介護普及啓発を実施している。

 

真面目さがアダで肩こり

 身長に合わない机とイスで無理な姿勢を強いられ、小学校入学から肩こりが始まる。更に30代後半の働き盛りから、筋肉の衰えと長時間のデスクワークで、慢性の肩こりに陥る。欧米人は、伸びや足を組むなど、授業中でも体をリセットするが、日本人は、リセットが苦手で肩甲骨も回りにくいという。

 

こんな日常生活の癖は、NG!

肩こり編

・頬杖をつく・あごを突き出してスマホやパソコン操作をする・食器を持ち上げずに口を近づける犬食いなど

・読書やキーボード操作・車の運転などは、首や肩甲骨の周辺にストレスを与える。

◎一般に、同じ姿勢を1~2時間以上続けると肩こりが強くなる。

 

腰痛編

・長時間の同一姿勢を避ける。

・重い物を、引っ張ったり、持ち上げない。

・急な動作は避け、滑らかでゆっくりした動作が大切。

長時間のデスクワークや車の運転時などは、こまめに体を動かすこと。

 

筋膜とは

 筋肉を包み込んでいる膜で、ボディスーツのように全身を覆う。姿勢と運動のコントロールでも重要な要素となる。

 

セルフ筋膜リリース講座

 日常生活から生じた筋膜のねじれをほぐして、疾病以外の痛みからのリリース(解放)が目的。

 ・体のタテ、ヨコ、ナナメに筋膜をほぐすこと

 ・ゆっくりと持続的に伸ばし、最後に20~30秒間キープ!たかが20秒間でも、次第に全身が火照りだした。

「たいした体操でもないのに、汗ばんでくるでしょう。左右3回ずつのリリースを1日3セット」をまずは2週間!「継続は力なり」と講師は力説した。 

 

 会場の大半がシニア層だったが、20代の男性も参加していた。聞けば、「職場で乳幼児を担当してから、腰痛がひどい。少しでも治せれば」と熱心に取り組んでいた。

  参考資料:竹井仁著「自分で出来る!筋膜リリース パーフェクトガイド」

 

 

 

 

 

 

 

 
高津区 てくのかわさき
吉川 眞沙美
シニアリポーターの感想

最近、テレビでも取り上げ始めた筋膜リリースに興味を持った。筋肉を鍛える他に、筋膜を整えるとの考え方は新鮮だった。講座直後に左腕と右足に張りもあったが、翌日はスッと消えた。今後もセルフ筋膜リリースを試してみたい。

吉川眞沙美

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