


ニケ領用水とは
ニケ領用水は江戸時代1611年に完成した、神奈川県下で最も古い巨大農業用水だ。14年かけて竣工され、多摩川から稲毛領と川崎領の2領に水を引くため「ニケ領用水」と呼ばれた。水の配分で争わぬよう時代ごとの治水、分水技術が用いられた。明治以降は農業用水だけでなく、横浜水道の水源や工業用水としても利用された。
1998年には、当時の高度な配水技術を示す高津区の「久地円筒分水」が国の登録有形文化財になった。JR武蔵溝ノ口駅改札を出ると構内天井とペデストリアンデッキに円筒分水がデザインされたモニュメントがある。 全長32㌔のニケ領用水の現在は貴重な市民の水辺環境となっている。それぞれの地域で遊歩道などの整備が進み、その川沿いは桜の名所となっている。歴史あるニケ領の周辺地域には多様な名所があり、四季をとおして興味深い散策が楽しめる。
【参考】 多摩区の多摩川、上河原堰を水源として高津区、中原区を経て幸区方面へ流れる32㌔の用水。ニケ領せせらぎ館入口付近には「宿河原堰取水口」がある。
ニケ領用水2方向からの合流
デザインされている円筒分水の モニュメント
円筒分水の近くの梅林公園
日向を歩くと汗ばむような陽気。木陰で休むと昨日迄冷たかった風がとても心地よくなっていた。春ののんびりとした時間を過ごした。団塊世代の若い頃とは違い、水がきれいで鯉も気持ちよさそう。私が小学生の頃は染物屋さんが数軒あり、このニケ領の水で染め物の流し洗いをしていた。
高津区のニケ領と大山街道が交わるところで陶芸家濱田庄司が生まれた。