



9体の九品仏
桜の開花宣言がされて、間もなくの穏やかな天候の日、散歩コースに九品仏を選んだ。桜も3分咲き程度で境内は休日ではあるが人影が少ない。ここには都会の只中とは思えない凛とした空気感がある。二つ目の山門を抜けると正面に3棟の仏堂がある。左から「下品(げぼん)堂」「上品(じょうぼん)堂」「中品(ちゅうぼん)堂」の各お堂に「阿弥陀如来像」が3体づつ配置されている。堂々たる大きさで金箔に覆われている。各3体の仏像はそれぞれが手のポーズ(印相)が違うところも見どころだ。
九品仏「淨真寺」は
江戸時代1678年創建。現代にあっても広大な敷地が残っている。山門の入口には「閻魔堂」があり枯山水の庭園になっている。境内の中央にある大きな本堂では、彼岸のお経が上がるようでびっしりと椅子が並べられ、檀家でなくても参加できるよう、張り紙にはお経料は無料とある。中々に開かれたお寺だ。 桜の木は多くはないが青空に映えた花は美しかった。ここの境内には多くのモミジがあり秋の紅葉狩りは大変人気がある。
駅近くの参道入り口に、世界大会で日本人初の総合優勝を果たした職人によるベーカリー店があり行列ができている。また、駅に向かう山門とは別の、本堂から出てきた正面の山門から出ると、徒歩10分ほどで自由が丘に着く。駅横の昭和チックな自由ケ丘デパートも健在。
本堂、彼岸中で内まで入れた
閻魔堂裏手のハナダイコン
本堂から撮影。開花したての桜
笠地蔵、周辺は多様な地蔵が点在
モミジの木でいっぱいの境内
新緑の青モミジのさわやかな景観もきっと素晴らしい。ここは平日を選べば静かでのんびり、気持ち豊かに過ごせる。大木を利用したゆったりベンチが随所にある。そぞろ歩きにはちょうど良いところに自由が丘がある。本年秋には駅前再開発が終わり、地上15階、地下3階の総合商業ビルが完成する。かつての名店も戻ってくる。自由ヶ丘らしい文化を損なわないような開発に配慮したという。