シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

砧公園 宿根草コンテスト

取材日 2025年11月29日(土)

  秋を想定したガーデンづくり
  秋を想定したガーデンづくり
  枯草の間から黄色が可憐
  枯草の間から黄色が可憐
  オキシペタラムブルースター
  オキシペタラムブルースター
    東京パークガーデンアワードとして、「財団法人東京都公園協会」が実施する宿根草を活用した「持続可能なロングライフ・ローメンテナンス」をコンセプトにした、ナチュラルガーデンコンテストが都立砧公園で行われていた。

 

 

2022年冬にスタートしたガーデンコンテスト
  第1回目は代々木公園、2回目は深大寺植物園、そして今回の砧公園が3回目。来年は夢の島公園と続くが、応募締め切りは済んでいる。参加者は書類審査により5組を選出。初回は花壇制作費として最大300万円が支給された。第4回の夢の島公園での製作費は最大180万円が支給される。
 コンテストは年間をとおして審査され、11月上旬にファイナル審査が行われる。新たな会場、夢の島公園では12月から植栽が始まる。こちらのテーマは「海辺のサステナブルガーデン」

 

 毎年のコンテストにはテーマがある
 今回の砧公園のテーマは「みんなのガーデン」。事前にコンテストの審査基準は公表される。公園との調和、公園利用者が心地よいか、植物が会場の環境に適しているか、その他、造園技術、四季の変化に対応、テーマに沿っているか、メンテナンス、デザイナーの独自性などなど厳しく審査。最終審査は秋なので「秋の風景が楽しめる健やかなガーデンとなっているか」も評価され、それまでの経過、4月の「ショーアップ審査」7月の「サステナブル審査」などを加えて総合評価されグランプリに選ばれる。コンテストは終了したが、花壇は晩秋の落ち着いた彩(いろどり)の美しさを残している。

 

会場の様子はこちらから東京パークガーデンアワード

 

会場へのアクセス
用賀駅前1番から「美術館行」に乗り、美術館で下車  徒歩の場合15
帰りは 環8道路に出て、高級住宅地内の整備された道を歩いて15分、用賀駅へ
園内ガーデンから、もと来た入り口まで歩くより効率的。

 

【参考】宿根草(しゅっこんそう)とは多年草の一種で、生育期を終えると地上部が枯れ根は冬越しして翌年芽を出す。多年草は数年にわたって生き、毎年花を咲かせる植物の総称。一般的には宿根草と常緑多年草両方を含めて「多年草」と呼ぶことが多い。

   子どもたちでにぎわう広場

   子どもたちでにぎわう広場

   グランプリ受賞のグループ

   グランプリ受賞のグループ

     つわぶきの花と小菊

     つわぶきの花と小菊

 同園のバラ園 近づくといい香り

 同園のバラ園 近づくといい香り

    用賀駅隣接の商業施設

    用賀駅隣接の商業施設

 早クリスマスの曲演奏、きらめくツリー

 早クリスマスの曲演奏、きらめくツリー

世田谷区都立砧公園
石渡一美
シニアリポーターの感想

季節の移り変わりの速さを実感した取材だった。猛暑を乗り切ったガーデナーたち、この冬が終えたらまた同じところでガーデンを作るのだろうか?「サステナブル」を公約しているし~
この点を公園管理事務所に取材した。今後のことは未定だそうだ。