シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

「川崎探訪3 麻生の自然と芸術」

取材日 2024年05月17日(金)

(1)羅漢様も「あまびえ」で疫病退治
(1)羅漢様も「あまびえ」で疫病退治
(2)芝生の模様が美しいサッカーコート
(2)芝生の模様が美しいサッカーコート
(3)麻生区役所中庭 のんびり過ごせる空間
(3)麻生区役所中庭 のんびり過ごせる空間
麻生区は川崎市の最北端だ。今回の道案内には「麻生ガイドブック」「あさおウォーキングマップ」を使った。 ※()内は写真番号

【A】3月《柿生~鶴川駅》
☆神社・仏閣巡り
      柿生駅から徒歩10分。淨慶寺の羅漢像が様々な表情を見せる(1) 隣の鶴川駅(東京都)から鶴見川を渡って川崎市へ入ると、神社・寺が点在している。東光院、岡上神社、熊野神社(東京都)と巡った。川崎に東京都が入り組んでいるのを実感した。
☆川崎フロンターレ麻生グラウンド(2)
    柿生駅からウォーキングマップに沿って1時間ほど歩く。サッカーグラウンドの圧倒的な広さと芝の美しさは感動的だ。

【B】4月《新百合ヶ丘~柿生》
☆麻生区役所中庭(3)
    中庭は区政40周年を記念して改修された。花木やベンチがあり、親子連れが楽しんでいた。
☆麻生川の桜(4)
    麻生川に沿って約250本の桜がある。川べりを新百合ヶ丘から柿生まで40分かけて歩いた。5分咲きの花を楽しむ人がちらほらといた。
☆王禅寺ふるさと公園・日本映画大学・昭和音楽大学
    新百合ヶ丘駅からバスで王禅寺ふるさと公園まで。ここは散策路や遊具などが整備された広く美しい公園だ(5) 駅へ歩いて戻る途中、日本映画大学白山校がある(6) 1975年に映画監督の今村昌平氏によって開講された。日本で唯一の映画単科大学だ。さらに駅に向かうと、1989年にこの地に移転してきた昭和音楽大学の校舎が見えてくる(7) 楽器を抱えて学生たちが行き交っていた。この二つの大学は包括的連携協定を結んで、芸術活動を通して町づくりなどに役立つ活動をしているという。

【C】5月 《黒川地域》
☆西光寺の天井絵(8)
    黒川駅近くの西光寺(室町時代開創)で、辰年のみに公開される天井絵「雲龍図」を見学した(要予約) 姫路青峯師によって平成10年から3年かけて制作された。4m50㎝四方の天井にとぐろを巻く龍の顔を見ながら部屋の外周を歩くと、その顔が動いて追いかけてきた。
☆マイコンシティ(9)
    マイコンシティは川崎市が整備し、1995年より誘致を開始した事業だ。エレクトロニクス関連産業、通信情報処理・ソフトウエア業など、栗木地区に37社、南黒川地区に11社が集まっている。緑豊かな土地に企業が立ち並ぶ姿は、工業都市川崎を象徴しているようだった。

柿生駅 鶴川駅 新百合ヶ丘駅=小田急小田原線
黒川駅=小田急多摩線
新百合ヶ丘⇒王禅寺公園 小田急バス「新23」あざみ野駅行き「裏門坂」下車
(4)見ごたえのある桜並木 

(4)見ごたえのある桜並木 

(5)11haもある王禅寺公園

(5)11haもある王禅寺公園

(6)日本映画大学 白山校

(6)日本映画大学 白山校

(7)昭和音楽大学

(7)昭和音楽大学

    (8)雲龍図 見学時のリーフレットより

(8)雲龍図 見学時のリーフレットより

(9)土地の広さを生かした産業クラスター

(9)土地の広さを生かした産業クラスター

東海林美千代
シニアリポーターの感想

 麻生区役所でガイドブックを頂いた時、進められたのは寺や自然でした。実際にはそれ以外の面白いものが沢山ありました。フロンターレのグラウンドや大学、動く雲龍図、マイコンシティとバラエティに富んでいます。記事には載せられませんでしたが、新百合ヶ丘の「川崎市アートセンター」も立ち寄りました。天井絵は秋にも公開する予定だそうです。
いつも同じですが、今回、フロンターレまでの道案内をしてくれた小学生を初め、散策で出会う人々の親切に感謝しています。