シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

大人の社会見学 「崎陽軒 横浜工場」

取材日 2022年07月07日(木)

崎陽軒 横浜工場
崎陽軒 横浜工場
歴代ひょうちゃん いろんな顔がある
歴代ひょうちゃん いろんな顔がある
 かわさき創造プロジェクトの交流会として「崎陽軒 横浜工場」を見学した。

   新横浜駅前から路線バスに乗り、約15分で最寄りの停留所「港北センター」に到着する。バスを降りると道路を挟んで反対側に、白地に赤いラインの崎陽軒 横浜工場が見えた。

   見学ツアーは「崎陽軒の歴史」のビデオ鑑賞で始まり、その後、弁当製造ラインの見学をした。この日の製造は「おべんとう夏」と「横濱チャーハン弁当」の2種類だった。調理はほぼ機械化されているが、最後に経木でできた弁当箱に順序良く入れていくのは手作業だ。また当日、稼働していなかったが、シウマイは横浜工場で1日に80万個製造されていて、積み上げれば富士山5個分の高さになると説明があった。

   開業当時からの写真、シウマイ弁当の歴代掛け紙、「ひょうちゃん」などの展示も見学した。「ひょうちゃん」とは、箱入りシウマイについてくる陶器製ひょうたん型醤油入れの呼び名だ。1955年に漫画「フクちゃん」の作家、横山隆一氏が顔を描き名前を付けた。他にもオサムグッズの原田治氏によるもの、「ひょうちゃん」の還暦を祝った金色のものなど期間限定品もあった。
   シウマイ弁当の掛け紙は時代を反映して絵柄が変わってきたそうだ。現在のものには「東京スカイツリー」が描かれている。掛け紙に掛け紐の弁当は横浜工場製造のものだが(東京工場は被せ蓋)、掛け紐は手作業で掛けられており、最速だと3秒という速さで結ぶらしい。人の技術の高さにも驚かされる。
   最後に作りたてのシウマイと「ひょうちゃんサブレ」の試食をして見学ツアーは終了した。

   川崎市民にも親しみのある崎陽軒。その歴史や高い製造技術など、知らなかった側面の見学をしながら、シウマイの思い出と共に会話も弾んで、楽しい交流会となった。


崎陽軒ホームページ
                トップページ  工場見学案内
アクセス 
          新横浜駅前 バス乗り場5番「仲町台駅行き」に乗車。
         「港北インター」停留所下車 徒歩5分ほどで工場に着く。

新旧掛け紙 絵の違いが分かる?

新旧掛け紙 絵の違いが分かる?

試食 竹の子 大小シウマイ サブレ

試食 竹の子 大小シウマイ サブレ

売店:JR横須賀線?イートインは休店中

売店:JR横須賀線?イートインは休店中

崎陽軒 横浜工場
東海林美千代
シニアリポーターの感想

 崎陽軒のシウマイ弁当は大好きなので、工場見学はとても楽しみでした。想像以上にオートメーション化された工場と、そこで作られるシウマイの数に圧倒されました。崎陽軒では1日にシウマイ弁当を25,000食販売すると聞きとても驚きました。陶器の醤油入れは誰もが親しみを感じていたようです。歴代の色々な「ひょうちゃん」を見れるのは工場見学ならではと思います。
 交流会は新横浜に戻った後、「横浜ラーメン博物館」にて昼食をとり解散となりました。食を通しての交流会は賑やかで楽しいものでした。

☆記事写真の掛け紙。左の図には「みなとみらい」が描かれています。今はさらにこの横に「東京スカイツリー」があります。