シニアリポーターの取材リポート リポーターが取材したイベント情報をご紹介!

キングスカイフロント 川崎から始まる未来

取材日 2022年02月01日(火)

公園からキングスカイフロントへ
公園からキングスカイフロントへ
春の風景 家族連れが多く集まる
春の風景 家族連れが多く集まる
立ち並ぶ企業の研究所
立ち並ぶ企業の研究所
 多摩川河口付近の土手を、大師橋や対岸の羽田空港などの眺望を楽しみながら15分ほど歩いて行くと、土手からいきなり現れるビル群に目を奪われる。「殿町国際戦略拠点キングスカイフロント」だ。

キングスカイフロントは、世界最高水準の研究開発から新産業の創設を目指す国産オープンイノベーションの拠点として開発された。国家戦略特区、国際戦略総合特区、特定都市再生緊急整備地域に指定されている。そのため規制緩和、財政支援、税制支援などの優遇制度を利用することができる。「川崎生命科学・環境研究センター」を始め、医薬や生命科学の研究所が多く並び、近未来を感じさせる。今後も参加企業が増える予定だ。

敷地内や周辺には、ホテル、公園、カフェ、交番や郵便局などがあり、仕事に関係のない市民も利用可能だ。週末には公園で遊ぶ親子連れで賑わっている。タイミングが良ければ、土手の遊歩道から真上を通る羽田発の旅客機を、迫力一杯に見ることができる。また近辺だけでなく、広範囲で街を楽しめるシェアサイクルのステーションもある。
ホームページ⇒「キングスカイフロント」 

3月12日にはキングスカイフロントと羽田空港を結ぶ大橋「多摩川スカイブリッジ」も開通となる。全長675mの橋には車道の他に歩道、自転車道がある(原付、自転車以外の軽車両は通れない)。ゆっくりと多摩川の流れに癒され、日本と川崎の新時代の息吹を感じながら、多摩川スカイブリッジを歩いて渡れるのはもうすぐだ。

《多摩川スカイブリッジ開通直前イベント》が予定されている。  
2月26日「多摩川スカイブリッジを開通前に歩こう」
2月26日「川崎ディスカバーウォーク 殿町エリア編」
2月27日「多摩川スカイブリッジフォト交流会」
2月27日「カワサキSTCULFES2021 天空」
3月4日「令和3年度宮前市民館高齢者セミナー ~川崎地元再発見」
3月5日「自然観察会(野鳥など)」
3月5日「多摩川スカイブリッジ」de初めてウォーキング!」  
1月20日~3月12日までフォトコンテスト
「#かわさきのつながり」「#多摩川スカイブリッジ開通」

イベントについて詳しくは川崎市のホームページで⇒「多摩川スカイブリッジ開通直前イベント」


多摩川スカイブリッジと羽田空港

多摩川スカイブリッジと羽田空港

ベンチでノンビリ空を眺めていると・・

ベンチでノンビリ空を眺めていると・・

頭上を飛行機が通り過ぎていく

頭上を飛行機が通り過ぎていく

キングスカイフロント
東海林美千代
シニアリポーターの感想

 2年ほど前に、散歩の途中でビル群や建設途中の橋を発見した家人が、興奮して写真をLINEで送ってきた時は信じられない思いでした。春になると桜並木が土手沿いに咲き誇り、野鳥の集まる川辺が本当にのんびりとしたところなのに、その一角がまるで違う空間になっています。
 コロナが治まって、また大勢の人々が海外からくるようになると、企業だけでなく、多くの観光客も川崎に注目するようになるでしょう。3月に開通する橋はそんな希望に繋がっているのかもしれません。
 開通したら羽田まで歩いてみるつもりです。その時はまたレポートしてみたいと思います。