「アトリエhumuhumu」は、「地域のみなさまと手仕事を通じたお付き合い」をモットーに手仕事に関する企画・運営、手作り品の販売をしている団体である。
新たな取り組みとして、サービス付き高齢者向け住宅「そんぽの家s元住吉西」の食堂の空き時間(14時から17時)を利用して、各種ワークショップを企画している。
このワークショップの特徴は、食堂の一角であるということ。広い食堂は、講師と生徒、そして、それを見に来る見学者が共有する。見学者の多くは施設の住民の方だが、近所の方がお友達と連れ立って訪れてることもあり。訪れた人々は、ワークショップを見学する他、別なテーブルでお茶を飲んだり、談話して時間を過ごすなど交流の場となりつつある。
「浴衣生地でつくる布草履つくり」の会では
布草履づくりのこの日は、施設の職員に付き添われた80代の女性がのぞきにきた。「昔は、みんなでわらじをつくったもんだ」「懐かしいね」などと話し出すと、講師も生徒も見学者も「そうそう、足の指を使ってね」と和やかに笑い合っていた。
「名古屋有松絞り」の会では
「名古屋有松絞り」の会では、10名ほどのメンバーが、名古屋の有松絞りと同じ技法を1年ほど学んでいる。これまでは個人宅で行っていたのを施設の食堂に移動した。名古屋から専門の講師が来て、本物の絞りを目にすることができる。この日も多くの見学者で賑わっていた。
「さき織講座」は今後開催予定
今後は「さき織講座」が開催される予定。新規講座につき生徒を募集している。
誰でも参加できるそうだ。
今後の予定、見学、参加申し込みは下記まで。
連絡先:あとりえhumuhumu(ふむふむ)
代表 髙橋三千子
090-8214-4048
E-Mail erubaba328@gmail.com
今年の干支の絞りの手ぬぐい
絞りの指導講師と見学者
さきおり講座は、参加者募集中です
あとりえhumuhumuは、今後も高齢者施設の共有スペースでワークショップを行い、その傍らで他の手仕事をする人がいる、そんな環境を広めていきたいと考えているそうだ。「時にはボタン付けや繕い物を頼んだり、頼まれたり、そんな信頼関係を築いていけたら、最高ですね」と代表の高橋さんは語っていた。
この取り組みが、新たな居場所づくり、コミュニティになるといいなと感じた