川崎市は、昭和53年より「川崎ふるさとの小径」のコースを設定している。市民にふるさとの緑への関心を深めてもらうのが目的という。現在10コース、約70㎞が設定されている。
今回は「長尾の里めぐり」全長5.5㎞を3~4時間かけてめぐるコースを選んだ。
南武線宿河原駅、緑化センター、妙楽寺、長尾神社、五所塚第一公園、等覚院、東高根森林公園、緑ヶ丘霊園、南武線津田山駅(出典:川崎散歩ゆるり旅 GUIDMAP)。
健脚であれば全行程を半日足らずで歩き通すことができるが、足早やに通り過ぎてしまうのはもったいない。
今回は秋の二ヶ領用水沿いを散策し、緑化センターの花と緑と空の青を満喫した。
春先、宿河原駅からニヶ領用水堤に進むと、両岸に桜の回廊が現れる。
等覚院のつつじは、4月下旬~5月上旬が見頃。本堂前で花説法が行われる。
妙楽寺は「川崎のあじさい寺」と称される。毎年6月第3日曜日に「長尾の里あじさいまつり」が開催され、見物客で賑わう。
川崎市遊歩道・散歩道:www.city.kawasaki.jp/shisetsu/category/31-2-0-0-0-0-0-0-0-0.html
川崎市緑化センター:http://www.iei-kouen.jp/kawasakishiryokuka/
橋のたもとに鎮座する桜の碑
緑化センター催し物広場の立体花壇
温室群の上に広がる青空と白い雲
温室前には盆栽や鉢物が展示されている
お知らせコーナーは植物使いでお洒落に
散歩途中立寄ることもできる休憩スペース
以前から「長尾の里めぐり」を体験し、取材したいと考えていた。
秋の一日、緑化センターに立ち寄る用事ができたため、この機会にと「長尾の里めぐり」を思い立った。
心地良い日差しと風に、時間を忘れて写真を撮りながら歩いていたら、緑化センターをまわり終えたところで全行程の半分の時間が過ぎていた。半日で全コースをめぐることはあきらめた。
それぞれの見どころを心行くまで楽しむために、旬の季節に、また訪れたいと思っている。