県の「やまなみ五湖水源地域交流の里づくり計画」(平成13年度策定)に基づき、川崎市は水道の水源地域、丹沢湖のある山北町との交流事業を始めた。
平成24年から年3回(夏2回・秋1回)の企画である。夏は親子が対象で秋は大人一人でもOK。「28年度第3回山北町-川崎市交流事業」の参加者は25名(うち小学生3名、高校生1名)。
共和のもりセンターで開式のあと「NPO法人 共和のもり」による案内で行動開始。行程最初はけもの道探検の予定だったが雨のため入口辺りで中止。一本の木に鹿の角研ぎと思われる跡があった。
間伐体験も、どういう切り方をするかを勉強したあと実際に森に入って、プロがチェンソーで切りこみをいれた木に縄を掛けてみんなで引っ張る。
お昼はセンターの方が作ってくれた、薪で炊いた鍋を四班に分かれて囲む。地元の野菜がたっぷり入ったウドンがあっと言う間に空になる。ウリ系の漬物と、デザートは蜜柑。
食後は、丸太引き→薪割り→薪束作り→薪の輪切りしたものに焼き印作り。
薪割りは子ども達が上手く割れるまで頑張っていて、皆で思わず拍手を送った。
http://www.city.kawasaki.jp/800/cmsfiles/contents/0000035/35839/event/yamakita_2016.html鹿の角研ぎあと(写真は横になってます)
山に入って間伐体験
お昼は野菜とキノコが入ったうどん鍋
頑張ってる子どもの薪割り
子ども達が金賞として貰った美味しい巨大シイタケ
山北町からのお土産。香りのいい木くずも貰って来ました
昼前から雨が降り始めたため、行事が縮小されたものもありましたが一通り体験ができた。
小学生に感想を聞きました。「ものすごーく楽しかった!おまけにこんな大きなキノコを貰っちゃった。来年はヤマメのつかみ取りしたい」と大はしゃぎ。
案内役の共和のもり理事長・井上正文さんが訴えていました。
若い世代にこの交流をとおして【川崎市の水源に通じる森林を守るために間伐と植樹が欠かせない】、そのためにもそれに関わってくれる人が必要なので一人でも関心をもって欲しいと。
やまなみ五湖とは、相模湖・奥相模湖・津久井湖・丹沢湖・宮ケ瀬湖をいう。
「NPO法人 共和のもり」ホームページ http://kyouwanomori.sakura.ne.jp/